“揺籠”のいろいろな読み方と例文
旧字:搖籠
読み方割合
ゆりかご92.3%
クレードル7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
シンタは北海道の日常語では揺籠ゆりかごをさす。古謡の中では、神々はこれに乗って天空を自由に駆けめぐるように述べられる。[183]
えぞおばけ列伝 (新字新仮名) / 作者不詳(著)
或る日私はね、揺籠ゆりかごに乗ったままお庭の何処どこかへ置かれていたのよ。私の頭の上には広い広い青い幕が丸く一ぱいに広がっていたのよ。
レモンの花の咲く丘へ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
その丸卓子テーブルの周囲には、路易ルイ王朝好みのお乳母うば車、華奢きゃしゃ籐椅子とういす、花で飾った揺籠クレードル、カンガルー型のロッキングなぞが、メリー・ゴー・ラウンド式に排列されている……そんなもの一つ一つにも
白菊 (新字新仮名) / 夢野久作(著)