“ゆりかご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
揺籃53.8%
揺籠28.2%
搖籃7.7%
揺藍5.1%
搖籠2.6%
籠揺籃2.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母は麻梳グレーベニの前で長い長い絲を手繰りだしながら、片方の足で揺籃ゆりかごをゆすぶりゆすぶり、子守唄をうたつてゐたつけが
そうしてその真ん中の小さな岩小屋は自分たちのような山の赤ん坊の寝る揺籃ゆりかごみたいにおもえてしようがなかった。
右の奇怪な女人が抱き締めた他のものというのは、おさな児の揺籠ゆりかごではなくて、玄関の松の大木でありました。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
青年は、好事ものずきにも、わざと自分の腰をずらして、今度は危気あぶなげなしに両手をかけて、揺籠ゆりかごのようにぐらぐらと遣ると、
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ひとりは目をさめしゐて搖籃ゆりかごを守り、またあやしつゝ、父母ちゝはゝの心をばまづ樂しますことばを用ゐ 一二一—一二三
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
それは冷たい搖籃ゆりかごの中に病める小兒のやうに私の胸の中に顫へてゐた。
夫 吊床を知らないのか。吊床さ、そら……大人の寝る揺藍ゆりかごさ。
ぶらんこ(一幕) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
揺藍ゆりかごにいるような、静かにうっとりした気分が彼を満たした。
ベシーは眠つてゐる兒を搖籠ゆりかごに寢かして彼を迎へに出て行つた。
私は最初一目見た時からあの子が憎らしかつた——病身らしい、めそ/\した、痩せこけた子だつた! それがまた何時も夜中搖籠ゆりかごの中で泣き續けて——他の子供のやうに思ひつきり泣きわめくのぢやなくて、しく/\泣き呻いたんだ。
通り過ぎた家に、奇妙な籠揺籃ゆりかごがあるのに気がついた(図427)。これは厚ぼったい、藁製の、丸い籠で、赤坊は暖かそうにその内へ詰め込まれていた。