旧字:搖籃
自分はよく、なんの用もないのに、この渡し船に乗った。水の動くのにつれて、揺籃のように軽く体をゆすられるここちよさ。
また保母めいた愛情をもっていて、人を揺籃に結びつける子供時代のくだらない事柄を、しきりにもち出した。
揺籃に入れて、子守唄をうとうて聞かせた頃から——また、この母が膝に抱いて眠らせた頃から——おまえの耳へ母はご先祖のお心を血の中へおしえこんだつもりです。
“揺籃”の意味
“揺籃(ゆりかご)”の解説
ゆりかご(揺り籠)は、幼児・乳幼児を収めてあやすための道具(家具・容器・寝具)である。揺籃(ようらん)ともいう。英名:cradle
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)