“ゆれかご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
搖籃50.0%
搖藍50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
巨額きよがく金銀貨きんぎんくわ積込つみこみもをはると、わたくし武村兵曹たけむらへいそうとは身輕みがる旅裝たびじたくとゝのへて搖籃ゆれかごなかへと乘込のりこんだ。
おそる/\搖籃ゆれかごから半身はんしんあらはして下界げかいると、いま何處いづこそら吹流ふきながされたものやら、西にしひがし方角ほうがくさへわからぬほどだが、矢張やはり渺々べう/\たる大海原おほうなばら天空てんくう飛揚ひやうしてるのであつた。
輕氣球けいききゆううへでは、たちま吾等われら所在ありか見出みいだしたとへ、搖藍ゆれかごなかから誰人たれかの半身はんしんあらはれて、しろ手巾ハンカチーフが、みぎと、ひだりにフーラ/\とうごいた。