“飛揚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひよう62.5%
ひやう25.0%
とびあが12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また小なれば、頭を埋め、爪をひそめ、深淵しんえんにさざ波さえ立てぬ。その昇るや、大宇宙を飛揚ひようし、そのひそむや、百年ふちのそこにもいる。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
斯く爲しつつ空中の鳥を目掛けてげる時は、あみを以て之をおほふと同樣、翼をおさへ体をけ鳥をして飛揚ひやうする事を得ざらしむ。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
何でも襖障子ふすましやうじ一面に葦とかりとをき、所々にかり羽叩はばたきして水を飛揚とびあがつてゐるのをあしらつた上、天井にはかりの飛ぶのを下から見上げた姿に、かりの腹と翼の裏をいてつたといふので名高かつた。