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鴈
ふりがな文庫
“鴈”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
がん
60.0%
かり
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がん
(逆引き)
斎藤にも
柳樽
(
やなぎだる
)
に瓦器盛りの肴を添えて送ることもある。
雉
(
きじ
)
に
葱
(
ねぎ
)
を添えてやったこともある。
鴈
(
がん
)
をやったこともある。太刀一腰の進物のこともあった。
東山時代における一縉紳の生活
(新字新仮名)
/
原勝郎
(著)
富豪のうえに女がその地方きっての美人であったから、豪家の少年達は争うて
鴈
(
がん
)
の
結納
(
ゆいのう
)
を持ちこんで婿になろうとしたが、どれもこれも女の父親の気にいらなかった。
阿宝
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
鴈(がん)の例文をもっと
(6作品)
見る
かり
(逆引き)
何でも
襖障子
(
ふすましやうじ
)
一面に葦と
雁
(
かり
)
とを
描
(
か
)
き、所々に
鴈
(
かり
)
が
羽叩
(
はばたき
)
して水を
飛揚
(
とびあが
)
つてゐるのを
配
(
あしら
)
つた上、天井には
雁
(
かり
)
の飛ぶのを下から見上げた姿に、
鴈
(
かり
)
の腹と翼の裏を
描
(
か
)
いて
居
(
を
)
つたといふので名高かつた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
其音
(
そのおと
)
が
鴈
(
かり
)
の
鳴聲
(
なきごゑ
)
によく
似
(
に
)
てゐるのを
二人
(
ふたり
)
とも
面白
(
おもしろ
)
がつた。ある
時
(
とき
)
は、
平八茶屋
(
へいはちぢやや
)
迄
(
まで
)
出掛
(
でか
)
けて
行
(
い
)
つて、そこに
一日
(
いちにち
)
寐
(
ね
)
てゐた。さうして
不味
(
まづ
)
い
河魚
(
かはうを
)
の
串
(
くし
)
に
刺
(
さ
)
したのを、かみさんに
燒
(
や
)
かして
酒
(
さけ
)
を
呑
(
の
)
んだ。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
鴈(かり)の例文をもっと
(4作品)
見る
鴈
漢検準1級
部首:⿃
15画
鳥類の漢字
黄鶲
鸞
鸛
鸚鵡
鸚哥
鷽
鷺
鷹
鷸
鷲
鷭
鷦鷯
鷓鴣
鷂
鶺鴒
鶸
鶴
鶲
鶯
鶫
...
“鴈”を含む語句
鴈治郎
鴈次郎
中村鴈治郎
川鴈
歸鴈
落鴈
鴈投火箸
鴈鍋
鴈首
“鴈”のふりがなが多い著者
鈴木牧之
山東京山
原勝郎
作者不詳
南方熊楠
高浜虚子
薄田泣菫
夏目漱石
夢野久作
田中貢太郎