トップ
>
鴈
>
がん
ふりがな文庫
“
鴈
(
がん
)” の例文
斎藤にも
柳樽
(
やなぎだる
)
に瓦器盛りの肴を添えて送ることもある。
雉
(
きじ
)
に
葱
(
ねぎ
)
を添えてやったこともある。
鴈
(
がん
)
をやったこともある。太刀一腰の進物のこともあった。
東山時代における一縉紳の生活
(新字新仮名)
/
原勝郎
(著)
富豪のうえに女がその地方きっての美人であったから、豪家の少年達は争うて
鴈
(
がん
)
の
結納
(
ゆいのう
)
を持ちこんで婿になろうとしたが、どれもこれも女の父親の気にいらなかった。
阿宝
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
初茸、松茸、椎茸、木くらげ、白茸、
鴈
(
がん
)
茸、ぬめり茸、霜降り茸、獅子茸、鼠茸、皮剥ぎ茸、米松露、麦松露なぞいうきのこ連中がある夜集まって、談話会を始めました。
きのこ会議
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
灰でもよいからとて
笊
(
ざる
)
に盛って帰り、沼にある
鴈
(
がん
)
に向って、「鴈の眼さ灰入れ」と連呼してその灰を蒔くと、たちまち鴈の眼に入ってこれを
仆
(
たお
)
し、爺拾い帰って汁にして食う。
十二支考:09 犬に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
○
鴈
(
がん
)
の
代見立
(
しろみたて
)
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
料理
(
れうり
)
して
鴈
(
がん
)
と
僞
(
いつは
)
り食せけるに不思議や條七は五十日
經
(
たつ
)
か
經
(
たゝ
)
ぬに
髮
(
かみ
)
も
脱
(
ぬけ
)
癩病
(
らいびやう
)
の如く
顏色
(
がんしよく
)
も變り人
交際
(
つきあひ
)
も出來ぬやうに成ければお
鐵
(
てつ
)
は仕濟したりと打
悦
(
よろこ
)
び條七に打
向
(
むか
)
ひお前は
入聟
(
いりむこ
)
の身斯る
業病
(
ごふびやう
)
になりては
先祖
(
せんぞ
)
へ
濟
(
すま
)
ず早く實家へ歸り
呉
(
くれ
)
よと
最
(
いと
)
つれなくも言ければ條七も
詮方
(
せんかた
)
なく
前世
(
ぜんせ
)
の業と
斷念
(
あきらめ
)
るより外なしと女房娘を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
鴈
(
がん
)
、干鯛、黒塩三十桶、刀一腰(助包)持参に及んだから、実隆はこれに対面し、かつその返礼として、以前義尚将軍から鉤りの里で拝領した太刀一腰を遣わしたとある。
東山時代における一縉紳の生活
(新字新仮名)
/
原勝郎
(著)
鴈
漢検準1級
部首:⿃
15画
“鴈”を含む語句
鴈治郎
鴈次郎
中村鴈治郎
川鴈
歸鴈
落鴈
鴈投火箸
鴈鍋
鴈首