“入聟”の読み方と例文
読み方割合
いりむこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けんにて住居ぢうきよなし此近邊このきんぺん大身代おほしんだいなり主は入聟いりむこにてしやう三郎と云今年ことし六十さいつまは此家のむすめにて名をおつねび四十さいなれども生得しやうとく派手はでなる事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
お定は先妻の子の伊助がお人よしのぼんやりなのを倖い、寺田屋の家督は自身腹を痛めたすぎ入聟いりむことってつがせたいらしい。
(新字新仮名) / 織田作之助(著)
それがみすみす他人の生活費になるのもつまらぬ話だから、三男の寡婦のところへ入聟いりむこすれば、ムダなものが一つもなくなって、万事都合がよろしい。
淪落の青春 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)