“大身代”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおしんだい60.0%
だいしんだい30.0%
おほしんだい10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あだかも、十四代から続いた大身代おおしんだいが傾きかけて見ると、主家を思う親戚しんせきがかえって邪魔扱いにされて、一人ひとり去り、二人ふたり去りして行く趣に似ている。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
平田氏は一代で今の大身代だいしんだいを作り上げた程の男だから、それは時には随分ずいぶん罪なこともやって来た。彼に深い恨みを抱いているものも二人や三人ではなかった。
幽霊 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
けんにて住居ぢうきよなし此近邊このきんぺん大身代おほしんだいなり主は入聟いりむこにてしやう三郎と云今年ことし六十さいつまは此家のむすめにて名をおつねび四十さいなれども生得しやうとく派手はでなる事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)