“大身上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おほしんしよう40.0%
おおしんしょう20.0%
おほしんしやう20.0%
だいしんしょう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これをつまちて山梨やまなし東郡ひがしごほり蟄伏ちつぷくするかとおもへばひとのうらやむ造酒家つくりざかや大身上おほしんしようもののかずならず、よしや家督かとくをうけつぎてからが親類縁者しんるいえんじや干渉かんしようきびしければ
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「柄で殺すかよ。万吉が死んで万兵衛が死んで、金次郎が下手人になると、自分の夫の喜八にあの大身上おおしんしょうが廻って来るじゃないか」
「柄で殺すかよ。萬吉が死んで萬兵衞が死んで、金次郎が下手人になると、自分の夫の喜八にあの大身上おほしんしやうが廻つて來るぢやないか」
これは商人で、大身上だいしんしょうで、素敵な物を買出すので名を得ていた。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)