“身上噺”の読み方と例文
読み方割合
みのうえばなし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、わたくしどもにむかって身上噺みのうえばなしをせいとッしゃるのは、わばかろうじてなおりかけたこころ古疵ふるきずふたたえぐすような、随分ずいぶんむごたらしい仕打しうちなのでございます。
いたずらに壁破りの異名を高め、しじみ売りのずるい少年から、うそ身上噺みのうえばなしを聞いて、おいおい声を放って泣き、蜆を全部買いしめて、家へ持って帰って女房にょうぼうしかられ、三日のあいだ朝昼晩
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
とおわたくし身上噺みのうえばなしんだときに、今度こんどわたくしほうから玉依姫様たまよりひめさまにいろいろのことをおたずねしました。