“東郡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あずまごおり50.0%
ひがしごほり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、彼がかえりみなかったことはいうまでもない。彼は、信長の夫人生駒いこま氏以下、主君の眷族けんぞくを奉じて、翌三日には、郷里蒲生の東郡あずまごおりにある日野城へ退き移った。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すなわち都留郡つるごおりの小山田氏、東郡あずまごおりの栗原氏、河内の穴山、逸見へみ逸見いつみ氏、また西郡の大井氏なぞを権威をもって抑え付け、ことごとく臣下としたばかりか、隣国信濃では平賀、諏訪、また小笠原氏、村上氏
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
これをつまちて山梨やまなし東郡ひがしごほり蟄伏ちつぷくするかとおもへばひとのうらやむ造酒家つくりざかや大身上おほしんしようもののかずならず、よしや家督かとくをうけつぎてからが親類縁者しんるいえんじや干渉かんしようきびしければ
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
これを妻に持ちて山梨の東郡ひがしごほり蟄伏ちつぷくする身かと思へば人のうらやむ造酒家つくりざかや大身上おほしんしようは物のかずならず、よしや家督をうけつぎてからが親類縁者の干渉きびしければ
ゆく雲 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)