東郡あずまごおり)” の例文
と、彼がかえりみなかったことはいうまでもない。彼は、信長の夫人生駒いこま氏以下、主君の眷族けんぞくを奉じて、翌三日には、郷里蒲生の東郡あずまごおりにある日野城へ退き移った。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すなわち都留郡つるごおりの小山田氏、東郡あずまごおりの栗原氏、河内の穴山、逸見へみ逸見いつみ氏、また西郡の大井氏なぞを権威をもって抑え付け、ことごとく臣下としたばかりか、隣国信濃では平賀、諏訪、また小笠原氏、村上氏
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)