“大時代”の読み方と例文
読み方割合
おおじだい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
極月ごくげつの十三日——極月などという言葉はこのごろ流行らないが、この話は極月十三日と大時代おおじだいに云った方が何だか釣り合いがいいようである。
半七捕物帳:61 吉良の脇指 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
行平ゆきひらなどは今も大時代おおじだいの形であります。蓋物ふたもので黒地に白の打刷毛うちばけを施したものがありますが、他の窯には見当らない特色を示します。大中小とあります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
なに、大江山へ——いよいよ話が大時代おおじだいになった。でも、鬼のいない胆吹へひとつ乗込んでみよう、その棲所すみかのあとを調べてみるだけでも無用ではない。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)