“身代限”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんだいかぎり50.0%
しんだいかぎ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丈「さア色々仔細有って、実に負債ふさいでな、どうも身代が追付おっつかぬ、ずどうあっても身代限しんだいかぎりをしなければならぬが、身代限をしても追付かぬことがある」
「馬鹿あ言ってら、この間越したばかりだね。そんなにたびたび引越しをしたら身代限しんだいかぎりをするばかりだ」
琴のそら音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
伝通院地内でんつういんちない末寺まつじ盗棒どろぼう放火つけびをした。水戸様時分に繁昌はんじょうした富坂上とみざかうえの何とか云う料理屋が、いよいよ身代限しんだいかぎりをした。
(新字新仮名) / 永井荷風(著)
と云って坐り込んで、又作も今身代限しんだいかぎりになる訳でいると云うから、身代限りにならぬうちに百円取ろうとする。