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蕩揺
ふりがな文庫
“蕩揺”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
とうよう
77.8%
たうえう
11.1%
たゆたひ
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とうよう
(逆引き)
毎日
硝子戸
(
ガラスど
)
の中に
坐
(
すわ
)
っていた私は、まだ冬だ冬だと思っているうちに、春はいつしか私の心を
蕩揺
(
とうよう
)
し始めたのである。
硝子戸の中
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
蕩揺(とうよう)の例文をもっと
(7作品)
見る
たうえう
(逆引き)
そこは水も深く大石が幾つもならんでゐて、激して泡立つた流れの余勢が、石と石との間で
蕩揺
(
たうえう
)
したり
渦
(
うづ
)
を作つたりしてゐた。そしてさういふ石陰の深みの一つに赤蛙は落ち込んでゐるのだつた。
赤蛙
(新字旧仮名)
/
島木健作
(著)
蕩揺(たうえう)の例文をもっと
(1作品)
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たゆたひ
(逆引き)
海はなが身の鏡にて、はてなき浪の
蕩揺
(
たゆたひ
)
に、
汝
(
なれ
)
はなが
魂
(
たま
)
打眺む
海の詩:――人と海――
(新字旧仮名)
/
中原中也
(著)
蕩揺(たゆたひ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“蕩揺”の意味
《名詞》
揺り動かすこと。揺れ動くこと。
(出典:Wiktionary)
蕩
漢検準1級
部首:⾋
15画
揺
常用漢字
中学
部首:⼿
12画
“蕩”で始まる語句
蕩
蕩尽
蕩児
蕩々
蕩子
蕩然
蕩樂
蕩漾
蕩盡
蕩樂者
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揺蕩
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小川未明