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蕩々
ふりがな文庫
“蕩々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
とうとう
66.7%
とろとろ
13.3%
たうたう
6.7%
とけどけ
6.7%
とろ/\
6.7%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とうとう
(逆引き)
蕩々
(
とうとう
)
として洋の東西に
湧
(
わ
)
き返って居る
今世
(
こんせ
)
のことなれば、あるいは欧米の文士間などより、前記先生の所説のごとき議論が、何時
湧出
(
ゆうしゅつ
)
してくるかも知れぬ
竹乃里人
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
蕩々(とうとう)の例文をもっと
(10作品)
見る
とろとろ
(逆引き)
肝まで
溶融
(
とろ
)
けて、
蕩々
(
とろとろ
)
に
膏切
(
あぶらぎ
)
った身体な、——気の消えそうな薫の
佳
(
い
)
い、湿った暖い霞に、虚空
遥
(
はるか
)
に揺上げられて、天の果に、蛇の目玉の
黒金剛石
(
くろダイヤ
)
のような
真黒
(
まっくろ
)
な星が見えた、と思うと、
自然
(
ひとりで
)
に
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
蕩々(とろとろ)の例文をもっと
(2作品)
見る
たうたう
(逆引き)
蕩々
(
たうたう
)
たる空、
藹々
(
あいあい
)
たる土、洋々たる海。和風おのづからにして、麗光十方に
布
(
し
)
く。日の天にあるかくのごとく、民の仰いで
霑
(
うるほ
)
ふかくのごとく、悠久二千六百年、祝典の今日が來たのだ。
新頌
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
蕩々(たうたう)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
とけどけ
(逆引き)
唯喰ツてゐると謂ツては、何んの意味も無ければ不思議も無いが、其が
奈何
(
いか
)
にも樂しさうで、喰ツてゐる間、氣も心も
蕩々
(
とけどけ
)
してゐるかと思はれた。
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
蕩々(とけどけ)の例文をもっと
(1作品)
見る
とろ/\
(逆引き)
好摩
(
かうま
)
が原の夏草の中を、
驀地
(
まつしぐら
)
に走つた二條の
鐵軌
(
レール
)
は、車の軋つた痕に激しく日光を反射して、それに疲れた眼が、逈か彼方に快い蔭をつくつた、白樺の木立の中に、
蕩々
(
とろ/\
)
と融けて行きさうだ。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
蕩々(とろ/\)の例文をもっと
(1作品)
見る
蕩
漢検準1級
部首:⾋
15画
々
3画
“蕩々”で始まる語句
蕩々然
“蕩々”のふりがなが多い著者
徳富蘇峰
柴田宵曲
三島霜川
井上円了
新渡戸稲造
石川啄木
伊藤左千夫
中里介山
幸田露伴
北原白秋