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蕩々
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とろとろ
ふりがな文庫
“
蕩々
(
とろとろ
)” の例文
肝まで
溶融
(
とろ
)
けて、
蕩々
(
とろとろ
)
に
膏切
(
あぶらぎ
)
った身体な、——気の消えそうな薫の
佳
(
い
)
い、湿った暖い霞に、虚空
遥
(
はるか
)
に揺上げられて、天の果に、蛇の目玉の
黒金剛石
(
くろダイヤ
)
のような
真黒
(
まっくろ
)
な星が見えた、と思うと、
自然
(
ひとりで
)
に
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
蕩々
(
とろとろ
)
と融けて行きさうだ。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
蕩
漢検準1級
部首:⾋
15画
々
3画
“蕩々”で始まる語句
蕩々然