“とけどけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
溶々50.0%
蕩々50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御子様がないのですから、奥様もも懐しそうに抱〆だきしめて、白い頬をその柔い毛に摺付すりつけて、美しい夢でも眼の前を通るような溶々とけどけとした目付をなさいました。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
唯喰ツてゐると謂ツては、何んの意味も無ければ不思議も無いが、其が奈何いかにも樂しさうで、喰ツてゐる間、氣も心も蕩々とけどけしてゐるかと思はれた。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)