“たうたう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
遂々33.3%
滔々26.7%
滔滔20.0%
蕩々6.7%
鞺鞳6.7%
鞺鞺6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『竹山さん。』と、遂々たうたうこらへきれなくなつて渠は云つた。悲し気な眼で対手を見ながら、顫ひを帯びて怖々おづおづした声で。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
然し乍ら、この驚くべき一文を胸轟かせて読み終つた自分は、決して左様は感じなんだ。敢て問ふ、世上滔々たうたうたる浮華虚礼の影が、此手紙の何の隅に微塵たりとも隠れて居るか。⦅一金三両也。馬代。
雲は天才である (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
そのころ、それが賭博とばくとのうたがひをけて、ばんどうがそのすぢから調しらべをけるやうな事件じけんあがつたが、調しらべるがはがその技法ぎはふらないのでだれかが滔滔たうたう講釋かうしやくをはじめ
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
蕩々たうたうたる空、藹々あいあいたる土、洋々たる海。和風おのづからにして、麗光十方にく。日の天にあるかくのごとく、民の仰いでうるほふかくのごとく、悠久二千六百年、祝典の今日が來たのだ。
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
染めて高らに艫のめぐり鞺鞳たうたうとして鳴り響く。
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
見よ、壁の外、塹濠のかたへ、或は鞺鞺たうたう
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)