“遂々”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
とうとう64.4%
とう/\24.7%
たうたう6.8%
つい/\2.7%
たうとう1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“遂々”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸12.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.7%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ゆきもどりつして躊躇ためらっていらっしゃるうちに遂々とうとう奥方にと御所望ごしょもうなさったんだそうです。
忘れ形見 (新字新仮名) / 若松賤子(著)
日本東京を出発してから十六日目、いよいよ月に近いた時に、不意に飛行器に狂いが生じて遂々とうとうこんな珍事が出来したのだ。
月世界跋渉記 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
ともかくあの鸚鵡は、それから一年あまり、F一家が帰国する迄私の目ざわりだつたが、遂々とう/\人間の言葉を唯の一言も覚えなかつた。
鸚鵡の思ひ出 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
赤鬼のやうなあいつが青鬼になつて顔を顰めてばかりゐるかと思つてゐるうちに遂々とう/\熱まで出した……。
鵞鳥の家 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
無論此小説は、渠の胸の中で書かれて、胸の中で出版されて、胸の中で非常な好評を博して、遂々たうたう胸の中で忘られたのだ。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
『竹山さん。』と、遂々たうたうこらへきれなくなつて渠は云つた。悲し気な眼で対手を見ながら、顫ひを帯びて怖々おづおづした声で。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
お礼にも都度つど/\あがう存じますが何分貧乏暇なしで遂々つい/\御無沙汰勝に相成って済みません
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
市「これは殿さま、其ののちは誠に御無沙汰を致しやした、ちょいと上らねえばなんねえが、遂々つい/\御無沙汰になりまして相済みません」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
みのるは遂々たうとうこの録子に負けてしまつた。
木乃伊の口紅 (旧字旧仮名) / 田村俊子(著)