トップ
>
滔滔
>
たうたう
ふりがな文庫
“
滔滔
(
たうたう
)” の例文
僕のこの
言
(
げん
)
を
倣
(
な
)
す
所以
(
ゆゑん
)
は、
渋沢
(
しぶさは
)
子爵の
一言
(
いちげん
)
より、
滔滔
(
たうたう
)
と
何
(
なん
)
でもしやべり得る僕の才力を示さんが為なり。されどかならずしもその為のみにはあらず。同胞よ。
大正十二年九月一日の大震に際して
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
その
頃
(
ころ
)
、それが
賭博
(
とばく
)
との
疑
(
うたが
)
ひを
受
(
う
)
けて、
或
(
あ
)
る
晩
(
ばん
)
一
同
(
どう
)
がその
筋
(
すぢ
)
から
取
(
と
)
り
調
(
しら
)
べを
受
(
う
)
けるやうな
事件
(
じけん
)
が
持
(
も
)
ち
上
(
あが
)
つたが、
取
(
と
)
り
調
(
しら
)
べる
側
(
がは
)
がその
技法
(
ぎはふ
)
を
知
(
し
)
らないので
誰
(
だれ
)
かが
滔滔
(
たうたう
)
と
講釋
(
かうしやく
)
をはじめ
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
恰
(
あたか
)
も
父母
(
ふぼ
)
未生前
(
みしやうぜん
)
より小説や戯曲に通じてゐたやうに
滔滔
(
たうたう
)
、
聒聒
(
くわつくわつ
)
、
絮絮
(
じよじよ
)
、
綿綿
(
めんめん
)
と不幸なる僕等に
教
(
おしへ
)
を
垂
(
た
)
れるのである。すると文壇に幅を
利
(
き
)
かせてゐるのは必ずしも小説や戯曲ではない。
変遷その他
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“滔滔”の意味
《名詞》
液体や物事がよどみなく流れるさま。
よどみなく話すこと。
(出典:Wiktionary)
滔
漢検1級
部首:⽔
13画
滔
漢検1級
部首:⽔
13画
“滔”で始まる語句
滔々
滔
滔天
滔々滾々
滔〻
滔々乎
滔々蕩々