“とろ/\”の漢字の書き方と例文
語句割合
蕩々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
好摩かうまが原の夏草の中を、驀地まつしぐらに走つた二條の鐵軌レールは、車の軋つた痕に激しく日光を反射して、それに疲れた眼が、逈か彼方に快い蔭をつくつた、白樺の木立の中に、蕩々とろ/\と融けて行きさうだ。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)