“たう/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
滔々38.5%
到頭30.8%
丁々7.7%
滔〻7.7%
當底7.7%
鞺々7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
懸河(けんが)滔々(たう/\)たる老女の能弁を鬚(ひげ)を弄しつゝ聴き居たる篠田「老女(おば)さん、其れは何事ですか、私(わたし)には毫(すこし)もわかりませぬが」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
被害者(ひがいしや)は到頭(たう/\)隱匿(いんとく)した箇處(かしよ)を發見(はつけん)して巡査(じゆんさ)を導(みちび)いた。雜木林(ざふきばやし)の繁茂(はんも)した間(あひだ)の、もう硬(こは)く成(な)つた草(くさ)の中(なか)へ蜀黍(もろこし)の穗(ほ)は縛(しば)つた儘(まゝ)どさりと置(お)いてあつたのである。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
丁々(たう/\)として山(やま)更(さら)に
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
そも我こそは桓武(くわんむ)天皇の後胤(こういん)に鎮守府将軍良将(よしまさ)が子、相馬の小次郎将門(まさかど)なれ、承平天慶のむかしの恨(うら)み、利根の川水日夜に流れて滔〻(たう/\)汨〻(ゐつ/\)千古経(ふ)れども未だ一念の痕(あと)を洗はねば
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
痛(いため)しとて杖(つゑ)に縋(すが)りて參りし處惡い駕籠舁(かごかき)どもに付込れ當底(たう/\)欺(あざむ)かれ乘て參りたるが今頃(いまごろ)は此熊谷土手の中程(なかほど)にて路金も女も定めし奪(とら)れ給ひしならんアヽ思ひ出しても可愛(かあい)さうな事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
夫の風の颯々(さつ/\)たる波の鞺々(たう/\)たる、若くは鳥の嚶々(あう/\)たる、伐木の丁々たる、奚ぞ詩人が因つて以て其声を擬すべき粉本ならずとせんや。
詩人論 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)