“嚶々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あう/\50.0%
おうおう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫の風の颯々さつ/\たる波の鞺々たう/\たる、若くは鳥の嚶々あう/\たる、伐木の丁々たる、奚ぞ詩人が因つて以て其声を擬すべき粉本ならずとせんや。
詩人論 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
廊下に立ちながらかごを命じ、持って来るを、手では、と懐に入れながら、見霽みはらしの湯島の空を眺めている内、いかなる名鳥か嚶々おうおうとして、三たび、梓の胸に鳴いたのである。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)