“おうおう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
怏々51.8%
往々39.5%
汪々2.6%
鶯鶯1.8%
徃々1.8%
嚶々0.9%
怏怏0.9%
懊々0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれはその頃、すでに小牧の軍勢を収め、清洲をひき払い、浜松城に帰って、怏々と、楽しまざる数日をここに過していた時だった。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何事がなくても、こうした興味がある上に、そこには、往々にして、滑稽な、悲惨な、或は物凄い光景が、展開されています。
屋根裏の散歩者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
その水の汪々と流れる涯には、ヘルンの夢みた蓬莱のように懐しい日本の島山がある。ああ、日本へ帰りたい。
長江游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「君の鶯鶯はどこにいるのだ。」と云った。
奇遇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
頃日脱稿の三十年史は、近時およそ三十年間、我外交始末につき世間にうるところ徃々誤謬多きをい、先生が旧幕府の時代よりから耳聞目撃して筆記にするものを
廊下に立ちながらを命じ、持って来るを、手では、と懐に入れながら、見霽の湯島の空を眺めている内、いかなる名鳥か嚶々として、三、梓の胸に鳴いたのである。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そして魂のぬけた人のようになって怏怏として帰ったが、家へ帰ると花を枕の底にしまって、うつぶしになって寝たきりものもいわなければ食事もしなかった。
嬰寧 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
それも、懊々として眠らずにいた南の同心加山躍蔵であった。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)