“ゆく/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
行々83.3%
往々8.3%
行行8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
行々ゆく/\は貴様の力になってつかわし、親父も年をっているから、何時いつまでも箱屋(芸妓げいしゃの箱屋じゃアありません、木具屋と申して指物さしものを致します)
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
補理しつらひ是へ閉籠とぢこめ置たりけり然らば大岡殿の心にては藤五郎は先代平助の實子なるにより一旦の不身持さへ改めなば往々ゆく/\家督かとく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
文藏の代になりてはべつして毎年いつ都合つがふよく年々實入みいりふゑるに往々ゆく/\しうと甚太夫も此方こなたへ引取べしとしうとめも申により喜び居たりけりさてまた雲切仁左衞門は彼三十七兩の金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
此より山中奥の院は十八丁ありといふ故不行ゆかずして駅へ帰りければ撫院已に駅長の家に来れり。一里半関が原の駅にいたる。駅長の家に神祖陣営の図ををさむ。駅長図をひらい行行ゆく/\委細にとけり。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)