“補理”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こしら25.0%
こしらへ25.0%
しつら25.0%
しつらひ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きくに物事能分別し太七を船乘ふなのりにして船を補理こしらへ名を勘兵衞とあらためさせ其頃そのころ名高なだかき女にありしとかや
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
飛石とびいしの上に置徐々そろ/\おりて庭口と門のとびらを開きにぐる道を補理こしらへおきて元の座敷へ歸り喜内が寢息ねいきを考ふるに喜内の運の盡にや有けん正體もなく能寢入り居るにぞ吾助は心によろこび用意の刀を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
柱列のあひだなる廣き處は、今税關となり、演戲場の中央には、板を列ね幕を張りて、假に舞臺を補理しつらひ、旅役者の興行に供せり。夜に入りて我はこゝろみに往きて看つ。
補理しつらひ是へ閉籠とぢこめ置たりけり然らば大岡殿の心にては藤五郎は先代平助の實子なるにより一旦の不身持さへ改めなば往々ゆく/\家督かとく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)