“補填”の読み方と例文
読み方割合
ほてん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それがいわゆる通俗の英雄豪傑のした荒ごなしを補填ほてんして行って、人間の仕事に、不朽の光栄を残して行くようになっているのだ。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
いや一週間に一隻の割で空母をこしらえて行っても、現在のようなおびただしい被害では、それを補填ほてんすることが出来ないのだ
諜報中継局 (新字新仮名) / 海野十三(著)
いずれもこれを人身売買と一つに見ることはひどいが、とにかくに家が失うものを補填ほてんする意味はあった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)