“中程”の読み方と例文
読み方割合
なかほど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
市街まち中程なかほどおほきな市場いちばがある、兒童こども其處そこへ出かけて、山のやうに貨物くわもつつんであるなかにふんぞりかへつて人々ひと/″\立騒たちさわぐのをて居る。
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
幕が又りた。美禰子とよし子が席を立つた。三四郎もつゞいて立つた。廊下迄来て見ると、二人ふたりは廊下の中程なかほどで、男と話をしてゐる。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
弓柄を左手ににぎり、矢の一端を弦の中程なかほどてて右手の指にてつままむと云ふは何所も同じ事なれど、つまみ方に於ては諸地方住民種々異同有り。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)