“なかほど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
中程40.6%
中央31.3%
半程12.5%
中央程6.3%
中途6.3%
半腹3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幕が又りた。美禰子とよし子が席を立つた。三四郎もつゞいて立つた。廊下迄来て見ると、二人ふたりは廊下の中程なかほどで、男と話をしてゐる。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
馬は良し乗人のりては上手でぽん/\乗切のっきってやがて小原山の中央なかほどへ参りますと、湯殿山ゆどのさん深彫ふかぼりのした供養塔が有ります、大先達だいせんだつ喜樂院きらくいんの建てました物で
其処はもう玉の井の盛場を斜に貫く繁華な横町の半程なかほどで、ごたごた建て連った商店の間の路地口には「ぬけられます」とか、「安全通路」とか、「京成バス近道」とか
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
所々降つて来さうな秋の星、八日許りの片割月かたわれづきが浮雲の端に澄み切つて、村は家並の屋根が黒く、中央程なかほどの郵便局の軒燈のみ淋しく遠く光つてゐる。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
木下闇こしたやみ、其の横径よこみち中途なかほどに、空屋あきやかと思ふ、ひさしちた、たれも居ない店がある……
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
此の塔が英国で時計台の元祖だと云う事で、塔の半腹なかほど、地から八十尺も上の辺に奇妙な大時計がはまって居て、元は此の時計が村中の人へ時間を知らせたものだ。
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)