“ちうあう”の漢字の書き方と例文
語句割合
中央100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中央ちうあうけやきはしらの下から、髪の毛のいゝ、くつきりと色の白い、面長おもながな兄の、大きなひとみきんが二つはいつた眼が光つた。あきらにいさんは裸体はだか縮緬ちりめん腰巻こしまき一つの儘後手うしろでしばられて坐つて居る。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
せいするの時節じせつ到來たうらいなし目もあてられぬ有樣にてなはつきの儘白洲しらす中央ちうあう引据ひきすゑられたり次に久八並びに小手塚三次又神田三河町二丁目家持いへもちしち兩替りやうがへ渡世とせい伊勢屋五兵衞富澤町の古着ふるぎ渡世とせい甲州屋吉兵衞新吉原江戸町二丁目丁字屋半藏代文七右半藏かゝ遊女いうぢよ文事丁山同人どうにん妹富こと小夜衣石町二丁目甚藏店六右衞門麹町三丁目瀬戸物せともの渡世とせい忠兵衞ならびに同人妻富右町役人共一同御呼出およびだしと相成り右一件願ひ人赤坂傳馬町二丁目長助店道十郎後家みつせがれ道之助右光店請人たなうけにん同所清右衞門右家主長助すべかゝり合の者のこらずにて廿有餘人呼出しに相成さて大岡越前守殿千太郎父吉兵衞養父五兵衞兩人の名を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
中央ちうあう青竹あをだけ線香立せんかうたてくひのやうにてられて、石碑せきひまへにはひとつづゝ青竹あをだけのやうなちひさなたなつくられた。卯平うへい墓薙はかなぎむれくははつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)