“湯殿山”の読み方と例文
読み方割合
ゆどのさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馬は良し乗人のりては上手でぽん/\乗切のっきってやがて小原山の中央なかほどへ参りますと、湯殿山ゆどのさん深彫ふかぼりのした供養塔が有ります、大先達だいせんだつ喜樂院きらくいんの建てました物で
その昔大師が湯殿山ゆどのさんを開きに来られた時に、のどが乾いてこの村のある百姓の家にはいって、水を飲ませてくれと申されますと、女房がひどい女で、米のぎ汁を出しました。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
寺を語れば、行人坂ぎょうにんざかの大円寺をも語らなければならない。行人坂は下目黒にあって、寛永かんえいの頃、ここに湯殿山ゆどのさん行人派の寺が開かれた為に、坂の名を行人と呼ぶことになったという。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)