“隱匿”のいろいろな読み方と例文
新字:隠匿
読み方割合
いんとく33.3%
かくまひ33.3%
かく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
被害者ひがいしや到頭たう/\隱匿いんとくした箇處かしよ發見はつけんして巡査じゆんさみちびいた。雜木林ざふきばやし繁茂はんもしたあひだの、もうこはつたくさなか蜀黍もろこししばつたまゝどさりといてあつたのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
して居るゆゑ重四郎は是幸ひと聲を掛けモシ/\和尚樣をしやうさま私しは只今災難さいなんあうて追人の懸る者何卒御慈悲じひを以て御隱匿かくまひ下さるべしと頼みければ老僧は是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
隣りの婆さんといふのは、赤痢に罹ツたのを一週間も隱匿かくしてゐて、昨日の午後避病院に擔込かつぎこまれたのであツた。避病院は、つい近所にある。坐ツてゐても消毒室の煙突だけは見える。
昔の女 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)