トップ
>
隱匿
>
いんとく
ふりがな文庫
“
隱匿
(
いんとく
)” の例文
新字:
隠匿
被害者
(
ひがいしや
)
は
到頭
(
たう/\
)
隱匿
(
いんとく
)
した
箇處
(
かしよ
)
を
發見
(
はつけん
)
して
巡査
(
じゆんさ
)
を
導
(
みちび
)
いた。
雜木林
(
ざふきばやし
)
の
繁茂
(
はんも
)
した
間
(
あひだ
)
の、もう
硬
(
こは
)
く
成
(
な
)
つた
草
(
くさ
)
の
中
(
なか
)
へ
蜀黍
(
もろこし
)
の
穗
(
ほ
)
は
縛
(
しば
)
つた
儘
(
まゝ
)
どさりと
置
(
お
)
いてあつたのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
それは
勘次
(
かんじ
)
は二三の
者
(
もの
)
と
共
(
とも
)
に
巡査
(
じゆんさ
)
の
注意人物
(
ちういじんぶつ
)
であつたからである。
然
(
しか
)
し
彼
(
かれ
)
の
貧
(
まづ
)
しい
建物
(
たてもの
)
の
何處
(
どこ
)
にも
隱匿
(
いんとく
)
される
餘地
(
よち
)
を
發見
(
はつけん
)
することが
出來
(
でき
)
なかつた。
其
(
そ
)
の
時
(
とき
)
は
勘次
(
かんじ
)
が
餘所
(
よそ
)
へ
運
(
はこ
)
んだ
後
(
あと
)
なのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
隱
部首:⾩
17画
匿
常用漢字
中学
部首:⼖
10画
“隱匿”で始まる語句
隱匿呉