“ぐづ/″\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
躊躇66.7%
逡巡33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母から頼まれた小説を右の手に持つて左の手で頭を押へながら厭々來たといふ風で部屋の外で躊躇ぐづ/″\してるのです。
反古 (旧字旧仮名) / 小山内薫(著)
周三はえず此の事に就いて考えてゐた。雖然周三とてもさすがに世の中のなみあらいことを知つてゐた。で熱する頭を押へて、愼重しんちよう詮議せんぎする積で、今日けふまで躊躇ぐづ/″\してゐたのであつた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
逡巡ぐづ/″\してゐずにあいちやんはかぜのやうにはしりました、うさぎかどまがらうとしたときに、『あれッ、わはしみゝひげうしたんだらう、おそいこと』とふのをきました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
あいちやんはこの急激きふげき變化へんくわ一方ひとかたならずおどろかされました、逡巡ぐづ/″\してる場合ばあひではないとつて、たゞちつたかけはうとしましたが、顎があし緊乎しツかり接合くツついてしまつてるので
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)