“ぐづ/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
愚圖々々37.5%
愚図々々37.5%
躊躇12.5%
遅々12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんなところ愚圖々々ぐづ/\してゐるより、はや東京とうきやうかへつて其方そのはう所置しよちけたはうがまだ實際的じつさいてきかもれない。ゆつくりかまへて、御米およねにでもれるとまた心配しんぱいえるだけだとおもつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
何を愚図々々ぐづ/\してるんだ。相談があるといふからわざわざ出かけて来たんだ。おれの方から呼び出したんぢやない。
職業(教訓劇) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
あまり敬之進が躊躇ぐづ/\して居るので、しまひには郡視学も気をいらつて、時計を出して見たり、靴を鳴らして見たりして
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
わたししたきました、なか/\批評ひゝやうどころではない、敬服けいふくしてしまつたのです、そこで考へた、かれが二ねんおくれて予備門よびもんに入つて来たのは、意味いみ無くして遅々ぐづ/\してたのではない
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)