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躇
ふりがな文庫
“躇”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ためら
75.0%
ため
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ためら
(逆引き)
そしてかなり
躇
(
ためら
)
う気持を押し切って、妻の部屋の
襖
(
ふすま
)
を明けた。きぬはまるで襲われた者のように、非常な速さで起き上り、恐怖に
戦
(
おのの
)
く眼でこちらを見た。
山椿
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
しかる内近村に久しく行商を営み、諸方の俗伝に精しき老人この件に関して秘説を持つと聞いて少しも
躇
(
ためら
)
わず。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
躇(ためら)の例文をもっと
(6作品)
見る
ため
(逆引き)
父は話を途切らそうか続けようかと
躇
(
ため
)
らった風だったが、きゅうに調子を変えて、中島の養子というのを
眼下
(
めした
)
扱いにして話を続けた。
星座
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
ですから新しさがないのは当然ですが、さりとて古さへの
躇
(
ため
)
らいや、疑いもないので、必要な雑器として
坦々
(
たんたん
)
と作っているのです。
多々良の雑器
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
躇(ため)の例文をもっと
(2作品)
見る
躇
漢検1級
部首:⾜
19画
“躇”を含む語句
躊躇
蹰躇
御躊躇
躇躊
躊躇逡巡
“躇”のふりがなが多い著者
柳宗悦
南方熊楠
有島武郎
山本周五郎