“倫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りん66.7%
なみ9.5%
たぐひ9.5%
とも4.8%
ともがら4.8%
みち4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
数年来鬱積うっせき沈滞せる者頃日けいじつようやく出口を得たる事とて、前後ぜんご錯雑さくざつ序次じょじりんなく大言たいげん疾呼しっこ、われながら狂せるかと存候ほどの次第に御座候。
歌よみに与ふる書 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
板敷の間に七八床畳とこだたみを設けて、七九几帳きちやう八〇御厨子みづしかざり八一壁代かべしろの絵なども、皆古代こだいのよき物にて、八二なみの人の住居ならず。
ことわざニ曰ク、女ヲ相シテ夫ニ配スト。記ニ曰ク、人ハ必ズ其たぐひニ擬スト。烹調ほうてうノ法何ゾ以テ異ナラン、凡ソ一物ヲ烹成セバ必ズ輔佐ヲもとム……」
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そんなことをいっているところへ、久慈とも子がブラリとしたようすでバアへ入ってきた。
川波 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
孔子こうしいにしへ仁聖じんせい賢人けんじん(一七)序列じよれつする、太伯たいはく伯夷はくいともがらごときもつまびらかなり。ところもつてすれば、(一八)由光いうくわういたつてたかし。(一九)其文辭そのぶんじすこしも概見がいけんせざるはなん
「あるともあるとも。法斎老は、常に薄とぼけたていをしておざるが、当時、原彦次郎の手について、みちを離れて見事な働きをなされたお一人と聞き及ぶ」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)