“絶倫”の読み方と例文
読み方割合
ぜつりん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さきに身代みがわりの自分の首に引導いんどうわたして、都田川みやこだがわ水葬礼すいそうれいをおこなった快侠僧かいきょうそう、なんとその猛闘もうとうぶりの男々おおしさよ! 生命力せいめいりょく絶倫ぜつりんなことよ!
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
びんに霜を置いて、月代さかやきも見事に光つて居りますが、慾も精力も絶倫ぜつりんらしく、改めて平次に挨拶した樣子を見ると、三千兩の打撃で、すつかり萎氣しよげ返つて居るうちにも
あんな武勇ぶゆう絶倫ぜつりん御方おかたでございますから、おにかからぬうちは、どんなにもこわ御方おかたかとぞんじてりましたが、実際じっさいはそれはそれはおさしい御風貌ごようすなのでございます。