“生命力”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいめいりょく50.0%
ちから50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
魔力まりょくはそれをはなった持主もちぬし怒気どきをうけて、ブウーンと独楽こま心棒しんぼう生命力せいめいりょくをよみがえらし、蛾次郎がじろうの顔へうなりをあげておどってきた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さきに身代みがわりの自分の首に引導いんどうわたして、都田川みやこだがわ水葬礼すいそうれいをおこなった快侠僧かいきょうそう、なんとその猛闘もうとうぶりの男々おおしさよ! 生命力せいめいりょく絶倫ぜつりんなことよ!
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、その時まで、塚の真下に、小岩を抱いて、奄々えんえんとした気息で、伏し沈んでいた典膳が、最後の生命力ちからを揮い、胸を反らせ、腰をうねらせ、のけ反った。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)