“奄々”の読み方と例文
読み方割合
えんえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
阿諛あゆし、哀願し、心身を蹂躙じゅうりんに委せて反抗の気力も失せはて、気息また奄々えんえんたるもの、重なり重なり乗り越え、飛び越ゆるもの
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
実は、かの女たちの心のおくにも、追いつめられて奄々えんえんたる気息きそくの貞操はまだ生きていた。男に切り売りしているものは貞操ではない。
この気息奄々えんえんたる雑誌に活を入れる大変化が起った、というのは誌名を「シュピオ」と改題し、海野十三、小栗虫太郎、木々高太郎の三氏が
休刊的終刊:シュピオ小史 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)