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奄然
ふりがな文庫
“奄然”の読み方と例文
読み方
割合
えんぜん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
えんぜん
(逆引き)
今秋マサニ鎌倉移住ノ命アラントス。都ニ出デゝ三日
奄然
(
えんぜん
)
トシテ寂セリ。(中略)
哀
(
かなし
)
イカナ。戊午晩秋十三夜月明ノ
窓下
(
そうか
)
ニ涙ヲ
拭
(
ぬぐ
)
ヒ
敬
(
つつし
)
ンデ書ス。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
曰
(
いわ
)
く、丁晋公臨終前半月、
已
(
すで
)
に
食
(
くら
)
はず、
但
(
ただ
)
香を
焚
(
た
)
いて
危坐
(
きざ
)
し、黙して仏経を
誦
(
じゆ
)
す、沈香の
煎湯
(
せんたう
)
を以て
時々
(
じゞ
)
少許
(
せうきよ
)
を
呷
(
あふ
)
る、神識乱れず、衣冠を正し、
奄然
(
えんぜん
)
として化し去ると。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
奄然(えんぜん)の例文をもっと
(2作品)
見る
奄
漢検準1級
部首:⼤
8画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“奄”で始まる語句
奄々
奄美
奄美大島
奄奄
奄有
“奄然”のふりがなが多い著者
幸田露伴
永井荷風