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絶倫
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ぜつりん
ふりがな文庫
“
絶倫
(
ぜつりん
)” の例文
さきに
身代
(
みがわ
)
りの自分の首に
引導
(
いんどう
)
を
渡
(
わた
)
して、
都田川
(
みやこだがわ
)
へ
水葬礼
(
すいそうれい
)
をおこなった
快侠僧
(
かいきょうそう
)
、なんとその
猛闘
(
もうとう
)
ぶりの
男々
(
おお
)
しさよ!
生命力
(
せいめいりょく
)
の
絶倫
(
ぜつりん
)
なことよ!
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鬢
(
びん
)
に霜を置いて、
月代
(
さかやき
)
も見事に光つて居りますが、慾も精力も
絶倫
(
ぜつりん
)
らしく、改めて平次に挨拶した樣子を見ると、三千兩の打撃で、すつかり
萎氣
(
しよげ
)
返つて居るうちにも
銭形平次捕物控:009 人肌地藏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
あんな
武勇
(
ぶゆう
)
絶倫
(
ぜつりん
)
の
御方
(
おかた
)
でございますから、お
目
(
め
)
にかからぬ
中
(
うち
)
は、どんなにも
怖
(
こわ
)
い
御方
(
おかた
)
かと
存
(
ぞん
)
じて
居
(
お
)
りましたが、
実際
(
じっさい
)
はそれはそれはお
優
(
や
)
さしい
御風貌
(
ごようす
)
なのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
稀世
(
きせい
)
の
海底戰鬪艇
(
かいていせんとうてい
)
の
事
(
こと
)
、
孤島
(
こたう
)
生活中
(
せいくわつちう
)
の
有樣
(
ありさま
)
、それから
四年
(
よねん
)
以前
(
いぜん
)
には、
穉氣
(
あどけ
)
なく
母君
(
はゝぎみ
)
と
別
(
わか
)
れたりし
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
の
今
(
いま
)
は
大
(
おほ
)
きくなりて、
三年
(
さんねん
)
の
間
(
あひだ
)
、
智勇
(
ちゆう
)
絶倫
(
ぜつりん
)
の
櫻木海軍大佐
(
さくらぎかいぐんたいさ
)
の
愛育
(
あいいく
)
の
下
(
した
)
に、
何
(
なに
)
から
何
(
なに
)
まで
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
「社長は相変らず精力
絶倫
(
ぜつりん
)
でいらっしゃいますな」
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
その精力の
絶倫
(
ぜつりん
)
さには、彼の家族も側近も、驚き呆れていたらしい。
小瀬道喜
(
おぜどうき
)
の
甫庵太閤記
(
ほあんたいこうき
)
にも、その状を写して
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼は、武勇
絶倫
(
ぜつりん
)
だが、単純な男である。歓びの余り、例の
赤兎馬
(
せきとば
)
に乗って、さっそく王允の家へやってきた。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それっと手下の者ども、総がかりとなって、相手の浪人を
蔽
(
おお
)
いつつみましたが、その者の
膂力
(
りょりょく
)
絶倫
(
ぜつりん
)
で、当れば当るほど猛気を加え、如何とも手がつけられません。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あの、
温厚
(
おんこう
)
にして
深略
(
しんりゃく
)
のある
小幡民部
(
こばたみんぶ
)
、あのやさしくて
凛々
(
りり
)
しい
咲耶子
(
さくやこ
)
、あの
絶倫
(
ぜつりん
)
な
槍術家
(
そうじゅつか
)
と弓の名人である、
蔦之助
(
つたのすけ
)
や
巽小文治
(
たつみこぶんじ
)
にもずいぶんながく会わなかった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかし彼の場合は、
尋常
(
よのつね
)
の人の年齢や肉体と
較
(
くら
)
べては考え得られないものがある。それはそうした皮膚や筋肉とはまったく別箇のものみたいにある
絶倫
(
ぜつりん
)
な精力だった。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
三宅軍兵衛、市川江左衛門、矢野弥平治などで、主人の入道丸の父忠朝は、大坂役の夏の陣で戦死して、剛勇
絶倫
(
ぜつりん
)
といわれた大名だけに、その家臣のうちにも、豪を誇る人物が多かったらしい。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「舌は、
絶倫
(
ぜつりん
)
だな。剣もそんなになればすばらしいが……」
宮本武蔵:03 水の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“絶倫”の解説
絶倫
(出典:Wikipedia)
絶
常用漢字
小5
部首:⽷
12画
倫
常用漢字
中学
部首:⼈
10画
“絶”で始まる語句
絶
絶間
絶頂
絶望
絶叫
絶巓
絶壁
絶々
絶念
絶対