“萎氣”のいろいろな読み方と例文
新字:萎気
読み方割合
しよげ80.0%
しをげ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
佐太郎に腰繩を打たれて、すつかり萎氣しよげて居りますが、それでもやくざらしい見得坊で、口先ではなか/\威勢の良いことを言つて居ります。
「旦那は此間から、すつかり萎氣しよげ切つて居りました、仲の良い内儀さんに死なれて、何事も手につかない樣子で、毎晩召し上がるお酒だけが次第に多くなるばかり」
佐吉の萎氣しをげて居るのはそれだつたのです。
銭形平次捕物控:050 碁敵 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)