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萎氣
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しよげ
ふりがな文庫
“
萎氣
(
しよげ
)” の例文
新字:
萎気
佐太郎に腰繩を打たれて、すつかり
萎氣
(
しよげ
)
て居りますが、それでもやくざらしい見得坊で、口先ではなか/\威勢の良いことを言つて居ります。
銭形平次捕物控:198 狼の牙
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「旦那は此間から、すつかり
萎氣
(
しよげ
)
切つて居りました、仲の良い内儀さんに死なれて、何事も手につかない樣子で、毎晩召し上がるお酒だけが次第に多くなるばかり」
銭形平次捕物控:277 和蘭の銀貨
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
鬢
(
びん
)
に霜を置いて、
月代
(
さかやき
)
も見事に光つて居りますが、慾も精力も
絶倫
(
ぜつりん
)
らしく、改めて平次に挨拶した樣子を見ると、三千兩の打撃で、すつかり
萎氣
(
しよげ
)
返つて居るうちにも
銭形平次捕物控:009 人肌地藏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
安五郎は此一言ですつかり
萎氣
(
しよげ
)
てしまひました。三十前後の背の高い男で、喜三郎に比べると男振りは見事ですが、その代り氣の廻りも
鈍
(
にぶ
)
く、遊び心だけは相當に猛烈らしく見えます。
銭形平次捕物控:161 酒屋忠僕
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
萎
常用漢字
中学
部首:⾋
11画
氣
部首:⽓
10画
“萎”で始まる語句
萎
萎縮
萎靡
萎々
萎微
萎気
萎枯
萎縮腎
萎垂
萎減