“たぐひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:タグヒ
語句割合
74.2%
6.1%
4.5%
比類4.5%
3.0%
匹儔3.0%
1.5%
此類1.5%
類型1.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かで、追ひ追ひに舊家はすたれ、地方の山持やまもち、田地持のたぐひ何時いつしかに流浪の身となつたものが多い。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
わが寡婦やもめわが深く愛せし者はその善行よきおこなひたぐひ少なきによりていよ/\神にめでよろこばる 九一—九三
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
されど謝肉祭の間に思慮せんといふも、固より世にたぐひなき好事かうずにやあらん。
かく人物揃ひの一門は世にたぐひ稀であらうと思ふ。
東漢の班超 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)
エルコラノの市の天日に觸るゝ處は唯だこれのみなりといへば、工事の未だはかどらざることポムペイのたぐひにあらずと覺し。
ここに壯夫をとこありて、その形姿かたち威儀よそほひ時にたぐひ無きが、夜半さよなかの時にたちまち來たり。
我曰ふ、あゝ心のまゝに我を導き信なき諸〻のひとやをめぐる比類たぐひなき功徳くどくよ、請ふ我に告げわが願ひを滿たせ 四—六
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
彼曰ふ、我等遠く物をみること恰も光備はらざる人のごとし、これ比類たぐひなき主宰いまなほ我等の上にかく輝くによりてなり 一〇〇—一〇二
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
中にも忠君の徳の如きは万国に其のたぐひを見ざる国民の美質なりと言ふを得べし。
国民性と文学 (新字旧仮名) / 綱島梁川(著)
ことわざニ曰ク、女ヲ相シテ夫ニ配スト。記ニ曰ク、人ハ必ズ其たぐひニ擬スト。烹調ほうてうノ法何ゾ以テ異ナラン、凡ソ一物ヲ烹成セバ必ズ輔佐ヲもとム……」
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
かくを留めて吾が主と仰ぎ、賊を認めて吾が子となす、其悔無くばあるべからず、恐れ多けれど聡明匹儔たぐひ無く渡らせたまふに、凡庸も企図せざるの事を敢て為玉ひて
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
ジエンナロ進み近づきて、さては此いへあるじこそは、土地に匹儔たぐひなき美人なりしなれ、疲れたる旅人二人に、一杯ひとつきのみものを惠み給はんやと云へば、いと易き程の御事なり、戸外に持ち出でてまゐらせん、されど酒は只だ一種ひとくさならではたくはへ侍らずと笑ひつゝ答ふ。
かくてかれらはこの焔のほとりに來り止まりて叫び、世にたぐひなきまで強き響きを起せり 一三九—一四一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
さて我もしさらに説進まずば、汝はまづ、さらばかの者いかでその此類たぐひを見ずやといはむ 八八—九〇
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
なぜ日本は世界の類型たぐひのない皇室を持つといふか。
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)