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儔
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たぐひ
ふりがな文庫
“
儔
(
たぐひ
)” の例文
かく人物揃ひの一門は世に
儔
(
たぐひ
)
稀であらうと思ふ。其略系は次の如くである。(姓名の右側に○を施してある者は文に傑ぐれ、△を施したのは武に秀でた人である。)
東漢の班超
(旧字旧仮名)
/
桑原隲蔵
(著)
容儀
(
かたち
)
人の娘とは見えず、妻とも見えず、しかも
絢粲
(
きらきら
)
しう
装飾
(
よそほひかざ
)
れる様は色を売る
儔
(
たぐひ
)
にやと疑はれざるにはあらねど、
言辞
(
ものごし
)
行儀の
端々
(
はしはし
)
自
(
おのづか
)
らさにもあらざる、
畢竟
(
ひつきよう
)
これ何者と
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
されど謝肉祭の間に思慮せんといふも、固より世に
儔
(
たぐひ
)
なき
好事
(
かうず
)
にやあらん。忽ち
肩尖
(
かたさき
)
と靴の上とに鈴つけたる
戲奴
(
おどけやつこ
)
(アレツキノ)の群ありて、我一人を中に取卷きて跳ね𢌞りたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
既にして
夜行太
(
やぎやうた
)
等は、お夏が
儔
(
たぐひ
)
多からぬ美女たるをもて、ふかく歓び、まづその
素生
(
すじやう
)
をたづぬるに、勢ひかくの如くなれば、お夏は隠すことを得ず、都の
歌妓
(
うたひめ
)
なりける由を、あからさまに
報
(
つ
)
げしかば
大菩薩峠:29 年魚市の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
儔
漢検1級
部首:⼈
16画
“儔”を含む語句
匹儔
比儔
加納遠江守久儔