“夜行太”の読み方と例文
読み方割合
やぎやうた100.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
既にして夜行太やぎやうた等は、お夏がたぐひ多からぬ美女たるをもて、ふかく歓び、まづその素生すじやうをたづぬるに、勢ひかくの如くなれば、お夏は隠すことを得ず、都の歌妓うたひめなりける由を、あからさまにげしかば、二箇ふたりの賊は商量だんがふして、次の日、何れの里にてか、筑紫琴つくしごと三絃さみせんなんど盗み来つ、この両種ふたくさをお夏に授けて、ひかせもし、歌はせもして、時なく酒の相手とす。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)