“此類”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
このるい33.3%
このるゐ33.3%
このたぐひ16.7%
たぐひ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あんずるに此類このるい石噐せききは或は釣糸つりいとを埀るる時に錘りとして用ゐられし事も有るべく、或は鳥をとらふるにさいつかね糸の端にくくり付けられし事も有るべく
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
これでは国語調査会こくごてうさくわいが小説家や新聞記者を度外視どぐわししするのも無理はないと思ふ。萬朝報よろづてうはうに限らず当分たうぶん此類このるゐのがに触れたら退屈たいくつよけにひろひ上げて御覧ごらんきようさう。(十五日)
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
彼棺はとペスツムに在りしを、こゝに移してサレルノの一貴人の永眠の處となし、その石像をば傍に立てたり、此類このたぐひ棺槨くわんくわくいと多し、大帝の事を圖したりとて其屍ををさむとは定め難しといふ。
さて我もしさらに説進まずば、汝はまづ、さらばかの者いかでその此類たぐひを見ずやといはむ 八八—九〇
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)